冷温水機の場合、機内の高真空状態、吸収溶液の管理が正常な運転を継続する上で重要です。
適切なメンテナンス計画で効率良い運転をご提案致します。
こんな場合に
- メンテナンス費用を下げたい
- 設備のトラブルを少なくしたい
吸収式冷温水機メンテナンスの流れ
設備調査
主なメンテナンスの流れ
(起動時の不着火や冷暖房能力コントロールの不具合が生じる恐れがあります。)
高温再生器は高温・高濃度の溶液に常に接しているため、
腐食による溶液の流出は、炉内腐食の原因となります。
炉内は長期間の運転により、煤が徐々に付着します。
多く付着することにより、燃焼不能や缶体腐食の原因になります。
チューブへのスケール付着は、機内温度・圧力上昇につながるため、冷凍機能が低下します。
また、スケール下部の剥離した部分に腐食が発生する恐れがあります。
ポンプ内部の汚れや、消耗品の劣化は、ポンプロックと呼ばれる運転不能状態に
発展する恐れがあります。
ローターの金属付着チェックおよび研磨、交換
水質管理、補給水管理が適切でない場合、故障や消費電力の高騰につながる恐れがあります。
熱交換器やエアーフィルターの汚れは、建物内に不快な臭いを発生させたり、
風量不足故障や消費電力の高騰につながる恐れがあります。
エアーフィルターの清掃
圧力計チェック
真空バルブ 操作
真空バルブ操作
真空ポンプオイルチェック
操作盤点検
内部ブラッシング清掃
冷却水ポンプ試運転
冷却水チャッキ ストレーナー取替前
冷却水チャッキ ストレーナー取替後
その他のメニュー
冷暖房切替
消耗品の交換及び補充
冷暖運転点検 冷暖房切替作業
チューブ清掃 冷却水系伝熱管洗浄
運転データ採取と状況説明
冷却水ポンプ点検
気密確認および抽気機能点検
冷温水ポンプ点検
燃焼機器の点検および調整
冷却塔点検
電気機器点検
冷却塔槽内ストレーナー清掃
溶液分析管理
不具合時呼出対応
保護リレー及び温調計点検
安全停止動作確認
取り組み(ひとつ上のメンテナンス)
エアリフグループは価格と付加価値のバランスが取れた『 ひとつ上のメンテナンス 』を目指しています。 お客様にお届けしたいのは安心・安全という立場から、安いだけで品質の伴わないメンテナンスはお金や時間のムダであると考え、高品質な空調機器、実績のあるスタッフによるこだわりのあるメンテナンスを提供しております。 おかげさまで、安心できる品質と質の高いメンテナンスは多くのお客様からご好評いただいております。 エアリフグループは「10年先でも問題の発生しないメンテナンス」を合言葉に価格重視ではなく品質のいいメンテナンス、安全、環境に配慮したメンテナンス、納得していただけるメンテナンスを提供することに努め、これからもお客様の要望を満たす品質およびサービスの向上に取り組んでまいります。
研修エアリフグループ
安全大会 (年2回開催)
安全指さし呼称
KY
吸収式冷温水機のしくみ
吸収式冷凍機とは吸収力の高い液体に冷媒を吸収させることにより、低圧で気化させて低温を得る冷凍機である。冷媒を吸収する吸収材には臭化リチウムやアンモニアなどが用いられている。冷却方法は以下の通り。
水を蒸発させると、それを吸収剤が吸収する。また低圧条件下では水は100℃以下でも沸騰するため、圧力を調整することでかなりの低温でも蒸発させることが可能であるから、低圧下で冷媒としての水が入った真空の鉄箱の中にチューブを通し、その中に冷却用水を通す。箱内の水をポンプでチューブの上から散布すると、水は低温で沸騰、チューブ内の水から気化熱を奪う。これにより冷却用水は冷やされ、目的に用いることができる。
ここで鉄箱内に水を入れたものを蒸発器、臭化リチウムなどの吸収剤をいれたものを吸収器と呼ぶ。これらをつなぐと、蒸発器内で蒸発した水は吸収器内の吸収剤に吸収される。
また濃度の低下した吸収剤では効率が下がり最終的には冷却が停止してしまうので、その吸収剤を熱源で加熱する再生器を用意し、吸収剤を濃縮したのち、吸収器から散布する形をとれば、連続的に吸収が可能となる。(下図)
カタログ(PDF)
関連資料(PDF)
関連ページ
技術情報(施工)
技術情報(メンテナンス)
- 空調・冷凍・冷却設備メンテナンス
- オイルクーラーメンテナンス
- 冷却塔保守メンテナンス
- 吸収式冷温水機メンテナンス
- ガスヒートポンプメンテナンス
- 空調点検(フロン排出抑制法)
- フィルター再生
- リミットコントロール
- 局所排気装置点検・メンテナンス
- 作業環境測定